みかんの「大きい」or「小さい」は、何が違うの?甘くて美味しいのはどっち?

みかんを選ぶとき、サイズで迷ったことはありませんか?

「大きいみかんはジューシーで美味しそう」

「小さいみかんの方が甘そう」

など、どちらを選べばいいか悩むこともあると思います。

実は、みかんの甘さとサイズには意外な関係があるんです。

今回は、大きいみかんと小さいみかん、それぞれの特徴や美味しさの違いについて詳しくご紹介します。

では、早速紹介しますね。

小さいみかんは甘い傾向にある!

まず、みかんの甘さに注目してみましょう。

一般的に、小さいみかんの方が甘く感じやすいと言われています。

みかんは、生育の初期段階で糖分の量が決まり、その後、大きく成長しながら完熟します。

この成長過程で、小さめに育ったみかんは糖分が凝縮され、糖度が高くなりやすいのです。

そのため、小さいみかんは食べたときに「甘い!」と感じることが多いのです。

一方で、大きいみかんは成長する過程で水分を多く含むため、糖度が薄まり、少し水っぽく感じることがあります。

もちろん、すべての大きいみかんが水っぽいわけではなく、甘さをしっかり感じる大きいみかんもあります。しかし、一般的には小さいみかんの方が甘みを強く感じやすいと言われています。

実際に、LサイズとSサイズのみかんの糖度を測定したところ、SサイズのみかんはLサイズに比べて2度以上も糖度が高いという結果が出ました。

Sサイズのみかんの糖度
Lサイズのみかんの糖度

これは一例ですが、小さいみかんの方が甘いと感じることが多いのは、このような糖分の凝縮によるものです。

小さいみかんは個数が多い!長く楽しめる

みかんは、サイズによって3L、2L、L、M、S、2S、3Sと分類されています。

市場での取引は基本的に10kg単位で行われており、LサイズでもSサイズでも、同じ10kgで販売されます。

しかし、同じ重さでもサイズが違うと箱に入っているみかんの個数は大きく異なります。

例えば、Lサイズのみかんの場合、10kgあたり約65〜70個ほどですが、Sサイズのみかんは同じ10kgでも110〜130個ほど入っていることがあります。

つまり、Sサイズの方が圧倒的に多くのみかんを楽しめるというわけです。

家族で分け合って食べたり、長期間保存して毎日少しずつ食べるなら、小さいみかんの方がコスパが良いとも言えます。

スーパーでよく見かけるパック入りのみかんも、SサイズとLサイズが同じ重さで売られていると、Sサイズの方が個数が多いことが多いです。

袋に入っている数が多いと、なんとなくお得な感じがして嬉しいですよね。

さらに、小さいみかんは甘い傾向があるので、たくさん食べられて、しかも美味しいという一石二鳥な楽しみ方ができます。

サイズ選びのポイント

みかんのサイズ選びは、好みや用途によって変わるかもしれません。

例えば、大きいみかんは食べ応えがあり、ジューシーでフレッシュな味わいが魅力です。また、たっぷりとみかんを食べたいときには、大きいみかんもおすすめです。

一方、小さいみかんは甘さがしっかりしている上に、個数が多くなるため、日々のおやつや家族みんなで分け合う場面ではとても便利です。

特に子どもや高齢者には、小さいサイズのみかんの方が食べやすいという利点もあります。

さらに、小ぶりなサイズは皮が剥きやすく、手軽に食べられる点も人気の理由です。

まとめ

記事の要約!

・小さいみかんは甘さが凝縮されやすいため、甘いみかんを求めるならSサイズを選ぶのがおすすめ。

・同じ重さなら、Sサイズの方が多くの個数が入っているため、家族や長期間楽しみたい場合にはコスパが良い。

・サイズ選びは好みや用途に応じて、食べ応えや手軽さを基準に選ぶと良い。

次にみかんを選ぶときは、サイズに注目してみてください。

甘さを重視するなら小さいみかん、ジューシーさや食べ応えを求めるなら大きいみかんと、シーンに合わせて楽しむことで、みかんの美味しさを最大限に引き出せますよ。